ポテトチップスに使われる塩の種類と塩にこだわったポテトチップスを紹介

ポテチ特集
この記事は約6分で読めます。

こんにちは。

ポテトチップスと言えば「うすしお味」が一般的ですが、その中でも、少し変わった塩を使ったポテトチップスが世の中には数多く存在します。

今日は、一般的にポテトチップスに使われる塩の種類と特徴、そして塩にこだわったポテトチップスを紹介していきたいと思います。

以下のような方はこの記事を参考にしてみてください。

この記事はこんな方におすすめ

  • ポテトチップスに使用されている塩にはどんな種類があるか知りたい。
  • こだわりの塩を使用した、少し変わったポテトチップスを食べてみたい。

それでは記事本文に移ります。

ポテトチップスに使われる塩の種類

塩はその製法や成分によって「精製塩」と「自然塩」に大別され、それぞれ味などの特徴がことなっています。

ポテトチップスには、「精製塩」か「自然塩」のどちらか、またはそれぞれを特性に合わせてブレンドすることで塩の味わいを調整しています。

精製塩

精製塩とは、原塩を溶解した塩水から電気分解と呼ばれる方法で、塩化ナトリウムを99.5%以上に精製した塩のことを言います。

サラサラとしていて、塩化ナトリウムの純度が高いため雑味がなく強い塩味を感じるのが精製塩の特徴です。

大量生産が可能で、コストを低く抑えて製造することが出来るため、スーパーや飲食店でみる食卓塩など、日常の様々な場所で使われています。。

自然塩

自然塩には、海水を自然乾燥させたり煮詰めることで作られる海塩や、大昔の海水などが陸地で濃縮・結晶化して出来る岩塩などがあります。

自然塩の色や粒子の大きさは、そのでき方や含有成分の違いによって様々なものがあります。

精製塩と異なり、塩化ナトリウム以外にも多様なミネラル分が含まれている場合が多く、味はまろやかだったり旨味があることが特徴です。

近年は、日本に限らず世界中で自然塩のまろやかさやミネラル感を生かしたポテトチップスが作られています。

こだわりの塩を使ったポテトチップスを紹介

ここからは、こだわりの塩が使用されたポテトチップスを紹介していきます。

これらの商品はポテトチップスの味わいの大きな割合を占める塩にこだわり、独自の味わいを作り上げています。

ヒマラヤ岩塩

ヒマラヤ岩塩とは、その名の通り世界一高い地域にあるヒマラヤ山脈で採れた岩塩のことです。

含有分の違いにより色の異なった岩塩が存在していて、最もメジャーなのはピンクソルト、他にはブラックソルトやホワイトソルトが存在しています。

世界一高い山脈のヒマラヤで塩?と思うかもしれませんが、太古の時代はヒマラヤ一帯は海に沈んでいて、度重なる地殻変動で海底の岩塩層が地上に押し上げられたのだそうです。

そんなヒマラヤ岩塩を使用したポテトチップスは数多くありますが、代表的なものをいくつか挙げます。

EL VALLE(エル・バジェ) ポテトチップス オリーブオイル100%

本商品はスペインのポテトチップスで、オリーブオイル100%で揚げられています。

ジャガイモと油の旨味を引き出すためにヒマラヤのピンクソルトが使用されていて、ジューシーなオリーブオイルと適度な塩味がマッチしています。

実食レビューはこちらです。

SAN NICASIO(サンニカシオ) ポテトチップス プレーン

本商品もスペインのポテトチップスで、こちらもオリーブオイル100%で揚げられた商品です。

高級路線のポテトチップスで、油のジューシーさと塩味は控えめで、ジャガイモ本来の味わいと、まろやかな塩味を楽しめます。

実食レビューはこちらです。

海洋深層水塩

海洋深層水塩は、海底奥深くから汲み上げた海水を濃縮して製造された塩です。

海洋深層水は表層の海水に比べて陸上からの影響を受けづらく、不純物が少なく、水質も安定していると言われています。

一方で、ミネラル分は海洋深層水にも豊富に含まれているため、塩の精製方法によってはまろやかな味わいを実現することが出来そうです。

そんな海洋深層水塩を使用したポテトチップスは以下の商品があります。

三方原ポテトチップス うす塩味

三方原ポテトチップス 袋正面

本商品は、静岡県のご当地ポテトチップスで、駿河湾焼津の海洋深層水から採れた塩を使用しています。

ジャガイモも静岡県の三方原産のものを100%使用しており、静岡の自然の味を存分に味わうことが出来る商品です。

実食レビューはこちらです。

揚浜式塩田法の塩

揚浜式塩田法は日本伝統の製塩法であり、砂地に海水を撒いて塩分を濃縮した「かん水」を、釜で煮詰めることで製造した塩です。

1000年以上続く伝統ある製塩法ですが、低コストの精製塩が台頭してきたことで縮小を余儀なくされ、現在は石川県の能登半島に残った貴重な伝統技術となっています。

海水を太陽と潮風の力で根気よく乾かし釜で炊き上げた揚げ浜式塩田法の塩は、ほんのりと甘くまろやかな旨味がすると言われています。

そんな揚げ浜式塩田法の塩を使用したポテトチップスは以下の商品があります。

奥能登しおポテトチップス うすしお

本商品は、石川県のご当地ポテトチップスで、こだわりの奥能登の揚げ浜塩が使用されています。

塩はしょっぱ過ぎずマイルドな味わいのため、ジャガイモ本来の美味しさを味わうことが出来ます。

実食レビューはこちらです。

オホーツク海の塩

オホーツク海の塩は、その名の通り日本の北のオホーツク海の海水から作られた塩で、海水を平釜で数日間煮詰めて丹念に作られた塩です。

余分なカルシウムや苦み成分は除かれていて色は純白、北の海の旨味が濃縮されています。

そんなオホーツクの塩を使用したポテトチップスは以下の商品があります。

じゃがいも心地 オホーツクの塩と岩塩の合わせ塩味

本商品は、湖池屋の販売しているじゃがいも心地シリーズの一種で、オホーツクの塩と岩塩が使用されています。

複数の塩がブレンドされていて、ジャガイモにもこだわることで、完成度の高い味わいになっています。

じゃがいも心地シリーズはこれ以外にも塩とジャガイモにこだわった商品が数多く、おすすめのシリーズです。

実食レビューはこちらです。

塩の花(フルール・ド・セル)

塩の花(フルール・ド・セル)とは、その名の通り塩の結晶がまるで花に見えることから付けられた名前で、非常に貴重な塩です。

海の近くに塩田をつくり、海水を太陽と潮風の力で蒸発させるのは揚げ浜式塩田と同じですが、こちらは塩田の表面に浮かび上がってきた塩の結晶を木製の道具で回収します。

非常に手間がかかり、夏しか取れないため生産量が少なく、高級塩として売られています。

フルール・ド・セルは主にフランスで作られていて、ゲランドやカマルグ、レ島が有名な産地です。

そんな塩の花(フルール・ド・セル)を使用したポテトチップスは以下の商品があります。

Quillo(キジョー) ポテトチップス 100%オリーブオイル

本商品もスペインのポテトチップスで、オリーブオイル100%で揚げられています。

どうやら、オリーブオイルでカラッと揚げられたポテトチップスにこだわりの塩はよく合うようですね。

貴重な塩の花(フルール・ド・セル)がちょうどよい塩梅で使用されている、完成度の高いポテトチップスです。

実食レビューはこちらです。

こだわりの塩味を楽しもう

さて、いかがでしょうか。

塩は本当に色々な種類があって奥が深く、今日僕が紹介した塩も全体のほんの一部です。

皆さんも、僕が今日紹介したポテトチップス以外にもこダ割の塩を使ったポテトチップスを見つけてみてください。

以上、「ポテトチップスに使われる塩の種類と塩にこだわったポテトチップスを紹介」でした!

タイトルとURLをコピーしました